H-Point-Manikin Dummy
自動車安全性CAE解析用高精度FEダミーモデル
SAE J826規定 H ポイントマネキン
ATD-HPM は、高度なモデリング技術に基づき非常にリアルに作成された、SAE J826準拠のH ポイントマネキンのFEモデルです。 ATD-HPMの使用により、ダミーを正確な着座位置に配置し、CAE上で衝突試験に必要な測定作業を仮想的に行うことができます。例えば、Whiplash(むち打ち)試験条件の有限要素シミュレーションで確認が必要なバックセット量など、シート設定とダミー姿勢間の各種確認作業にご利用いただけます。
HPM(H-Point Machine)仕様のモデルおよびHRMD( Head Restraint Measurement Device)付き仕様のモデルを取り扱っています。
私たちは2017年に独ATD-MODELS社よりATD Hybrid Ⅲ ダミーモデルおよび有限要素(FE)インパクタ―モデルを北米および日本でマーケティング、販売、サポートする権利を取得しました。
ATD-HPMの特徴は次のとおりです :
• ハードウェアマネキンのジオメトリと質量分布を忠実にモデル化
• ハードウェアマネキン上の各目盛りを正確にモデル化し、プリプロセッサで利用可能
• 詳細にモデル化された設定目盛りにより、ハードウェアマネキンの値との比較が容易
• 2つのモデルが利用可能 (ハードウェアに依存) :
- HPM(H-Point Machine)仕様のモデル
- HRMD(Head Restraint Measurement Device)付き仕様のモデル
ATDダミーシリーズの特徴 :
・物理ベースのモデリング手法による高い精度
・すべてのモデルが業界標準の陽解法FEコードAbaqus、LS-DYNA、PAM-CRASHで使用可能
・全ダミーモデルに共通のモデリング標準
・すべてのダミーモデルに共通のモデリング標準
・統一されたメッシュサイズ、ラベル名、ナンバリングシステム
・前処理と後処理を容易に自動化
・共通の手順で取り扱いが可能
・各ソルバのコード固有の機能を最大限に活用
利点 :
・アセンブリグループ固有の体系的なタイトル規則
・出力波形はタイトル文字によって容易に識別が可能
・アセンブリグループ番号が重複あるいは競合しない記数法
・前処理と後処理における優位性
・アセンブリパーツとグループの選択が容易
・各アセンブリグループは個別に定義
・定義された各アセンブリグループ
・マスタ参照定義 (ex.アセンブリグループを参照してコンタクトを定義)
*記載されている製品の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
独ATD-MODELS社は、車両安全性解析用高品質FEモデル開発のスペシャリストで、2009年にダミー開発と乗員安全シミュレーションの長年の経験を持つエキスパートにより設立されました。ドイツをはじめとする世界各国の自動車業界パートナー企業と緊密に連携し、非常に正確なFEモデルを開発しています。同社のFEモデルは、乗員保護および歩行者保護の技術計算を行う仮想開発プロセスで使用されています。