ODB Crash Barrier Model
ODB 衝突用モバイルプログレッシブデフォーマブルバリア
GNS社は、「ECE Regulation No.94 (Annex 9)」(ECE R94)の仕様に基づき、オフセットデフォーマブルバリア(ODB)を開発しました。
私たちは、2021年にGNS社より、GNS FEAバリアモデルを米国、欧州、アジアにおいてマーケティング、販売、サポートを行う権利を取得しています。
ODBは、最新版のLS-DYNAの要素を効率的に実装し、狙い通りの解析を安定して計算します。
・中国自動車技術研究センター(CATARC)は、実施したテストの結果から独GNS社製のODBバリアモデルの精度の高さを確認し、顧客に使用を推奨しています。
・コンポーネント領域とバリア全体の両方で実施する多数の動的試験が、高い整合性とより細かなキャリブレーションを可能にします。このプロセスにより、従来よりも更に高度なバリアモデルコントロールを可能にします。
・独GNS社の長年蓄積された専門知識は、これまで携わった数々のお客様のプロジェクトでのモデル開発に成功した経験に基づいてます。
・シミュレーション結果は、常に実際のテスト結果と比較・評価されます。
・モデルに関する最高の技術サポートを提供します。
・独GNS社が開発したポストプロセッサのAnimatorは、計算結果の後処理について最高の親和性を発揮します。
ODBは車両の前面衝突安全性能評価に使用されています。車両はこの規則の要件を満たすか上回らなければなりません。独GNS社のODBモデルは、お客様の車両構造開発を成功に導く為に重要な役割を担います
要素種類 | シェル要素 |
1,7000 | 1,700,000 |
タイムステップ | 5.0x10-4 ms |
バリデーションコード | LS-DYNA R9.3.0 |
安全性評価試験 | ECE R94 |
制限速度 | 56km/h |
ODBのLS-DYNAモデルはECE R94の要件を満たす静的な剛性特性を有しています。加えて、動的な変形と破損の現象を忠実にモデル化するために複数の実際のテスト荷重ケースを用いた検証が行われました。様々なインパクターを用いた試験結果との検証作業を多くの位置について重ねることで応答特性の向上が図られています。コンポーネント試験から得られるたわみ曲線と各部変形挙動の詳細な分析が、実物のODBバリアを見事にモデル化したODBモデルの開発につながりました。
独GNS社は、車両の安全性解析のための高品質なFEソフトウェアソリューション(Animatorなど)やFEモデルの開発のスペシャリストです。20年以上にわたり、ドイツをはじめとする世界の自動車業界のパートナー企業と緊密に協力して、高精度なFE衝突バリアモデルを開発してきました。
GNS社製 衝突バリアFEモデルは、パッシブセーフティー工学技術計算の仮想開発プロセスで使用されます。